【男子100ｍ】

小池　祐貴（住友電工）

2位（日本人1位）10秒22（＋0.1）

久々に力をしっかり出しきった100ｍができたと思う。
コールマン選手のことは、レーンがちょっと離れていたので（レース中は見えていなくて）、ゴールの手前くらいで横を見て、「ああ、けっこう前にいるな」と最後に思ったくらいの印象。まだ（シーズンはじめの）試運転の段階で、寒いなかの、若干向かい風のコンディションで、このくらいのタイムは悠々と出してくるというのは、月並みな言い方だが、地力が…、持っているパワーが全然違うのだなと感じる。

僕自身の課題としては、「頭のリミッターを外すこと」。僕は、「1歩目から（100ｍを走りきる）50歩目までを、こういう感じで走るぞ」ということを計画立てて忠実に実行するというようなトレーニングを積んでいる。しかし、そのことが、試合になってしまうと、丁寧に動こうとしてしまって（出すべき全力の）出力を制限してしまう（要因となっている）のかなと、今日の予選を走った際に特に感じた。これからは、緊張感のあるレースに出て、（スタートのピストルの）音が鳴ったら思いきり走るという、ただ、それを繰り返すことが、今の僕には大事なのかなと思った。

今後は、まずは参加標準記録（10秒05）を切ることが大事。次は日本選手権となってしまうので、「世界陸上本番で、こういう走りをするぞ」というよりは、日本選手権で標準（記録）を切るということを目標に取り組んでいきたい。

2022/05/08　JAAFメディアチーム

セイコーゴールデングランプリ陸上2022東京

2022年5月8日（日）国立競技場
https://goldengrandprix-japan.com/

出場選手情報

https://goldengrandprix-japan.com/2022/athlete/