【女子1500m】

田中希実（New Balance）

優勝　4分11秒56

思った以上にスローペースとなったが、その流れでも全員の足が残っているなかで勝ちきれたことは自信になる。こういったレース展開だと、海外であればラスト（1周の400ｍ）は60秒を切ってくる。そこを再現するような走りを今日を目指すことはできたのだが、私のなかでは、まだラスト100ｍのスプリントがなかったかなと思う。そこは、より世界陸上に向けて、高めていきたい。

今季は、コンディション的には、東京オリンピックのときと変わらないくらいの状態には、常に春先からつくれていたのだが、自信のなさで、レースを制御できない状況が続いていた。今日はしっかりと制御できたので、タイムはついてこなかったが、ラスト1周のところは東京オリンピックのときと変わらないスプリントで上がれたのではないかと思う。

次は日本選手権。日本選手権は、より世界にチャレンジするような走りをしたい。国内選手だけのレースにはなるが、そのなかでいかに世界のライバルを思い浮かべながら、「その選手たちに気持ちで負けない」というところをイメージした走りをしたい。

2023/05/21　JAAFメディアチーム

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