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第6回 2016年5月8日(日)◇川崎市等々力陸上競技場

セイコーゴールデングランプリ陸上2016川崎は、5月8日リオデジャネイロ五輪代表選考会も兼ね、等々力陸上競技場で開催された。ガトリン、10秒00を持つ張(中国)に加えて、日本歴代2位の10秒01を持つ桐生、山縣、サニブラウンらも出場。豪華メンバーを相手に日本初の9秒台への期待を集めた。観客数は11年に大会名が「セイコーゴールデングランプリ」となってから、最多となる2万3,500人が詰めかけた。

男子100mは、15年世界選手権銀メダルのガトリンが、10秒02で優勝し、世界の実力を見せた。スタートから飛び出すと誰も寄せ付けなかった。3度目の五輪を狙う34歳は「前日の練習で向かい風を予想できたのでコーチにスタートをきっちり出ろと言われた。その通りできた」とほほえんだ。

日本勢では山縣亮太(23=セイコーホールディングス)が、10秒21で2位に入った。期待の桐生祥秀(20=東洋大3年)は向かい風0・4mの条件で、スタートで遅れて、10秒27の4位だった。号砲への反応速度は出場選手8人で最も遅い0秒184。桐生は「自分の感覚よりもスタートが早く聞こえて、焦ってしまった。そこで出遅れた」と話した。サニブラウン・ハキーム(17=東京・城西高3年)は10秒34で5位だった。

女子走り幅跳びは、15年世界選手権金メダリストのティアナ・バルトレッタ(30=米国)が6m61で優勝、2015年大会に続き、二年連続女子100mとの2冠を達成。相性の良い今大会でまた最高の輝きを発した。

男子400mハードルは野沢啓佑(ミズノ)が48秒67で制し、日本陸連が定めたリオデジャネイロ五輪の派遣設定記録を突破した。女子やり投げの海老原有希(スズキ浜松AC)は62m13で2位。女子やり投げのホープ、北口榛花(18=日大)が日本歴代2位となる61m38、ジュニア日本新記録で3位に続いた。

Headline 第6回大会リザルト/男子
第6回大会リザルト/女子

※年齢、所属は当時のものです。

GALLERY

Todoroki Athletics Stadium, KANAGAWA /8 May 2016