女子100メートルは、韋永麗(26=中国)が追い風2・3メートルの中、11秒17で優勝した。 福島千里(29=セイコー)は、11秒49で4位に終わった。 ◆韋の話「今日は素晴らしいパフォーマンスができた。中国陸協が海外トレーニングに派遣してくれたり、外国人コーチを招いてくれたおかげだと思う。今日は特にマークする選手はなく、自分のリズムに専念した。アジア大会では、ライバルはいるが、連覇したいと思う」
女子400メートルは、ユスティナ・シュフェンティエルセティツ(25=ポーランド)が51秒05の自己ベストで優勝した。 優勝候補のダイナ・ハーパー(22=米国)は51秒29で、2位に終わった。 ◆シュフェンティエルセティツの話「コーチと51秒30は出ると話していたが、まさか51秒05が出るとは。とてもうれしい。今後はヨーロッパ選手権で51秒を切り、それが優勝につながれば良いと思う」
女子800メートルは、エミリー・チェロチッチトゥエイ(32=ケニア)が2分0秒22の大会新で優勝した。 ◆チェロチッチトゥエイの話「レース後、チームメートが過呼吸で倒れて心配したが、良くなって良かった。神様に感謝したい。1分58秒の目標タイムは出せなかったが、悪いレースではなかった。今後はアフリカ選手権で1分56秒で走りたい。また、1500メートルにも挑戦してみたい」
女子3000メートルは、エチオピア人のシュル・ブロ(19=TOTO)が8分47秒24の自己新をマーク。ケニア勢2人を抑えて優勝した。 ◆ブロの話「今日はベストタイムで走れて良かった。すごくうれしい。東京オリンピックでは5000メートルでメダルを取りたい」
女子100メートル障害は、クイーン・ハリソン(29=米国)が向かい風0・6メートルの中、13秒01で優勝した。 ◆ハリソンの話「今日は後半にとても満足している。いつものようにスタートできず、最初は少しふらついたが、後半はうまくできた。しっかりハードルに向かっていくことが大事なので、焦りはなかった。来年の世界選手権についてだが、まず、アメリカの代表になることが難しい。でも、代表に入れば表彰台の可能性が高い。2020年にはメダルを下げて(日本に)戻ってきたい」
女子400メートル障害は、セージ・ワトソン(23=カナダ)が55秒58で優勝した。 ◆ワトソンの話「7台目まではしっかり走れた。8台目から苦しんだが、良いレースだった。この大会に向けては、しっかりアグレッシブに跳べるように練習してきた。今年はカナダ記録54秒37を破りたい」
女子400メートルリレーは、中国(梁、黄、葛、袁)が43秒33で優勝した。 日本(福島、市川、齋藤、前山)は44秒11で中国に大差を付けられ、アジア競技大会に向けて課題を残した。 ◆梁の話「今年2回目の大会だったが、素晴らしい競技場で興奮した」 ◆黄の話「チームを組んでまだ時間がたっていないが、タイムは少しずつ良くなっている。これからも頑張りたい」 ◆葛の話「今回のタイムは励みになる。若いメンバーなので、試合ごとにアップできると思う」 ◆袁の話「素晴らしい試合を提供してくれた日本に感謝している。また、福島さんに久しぶりに会えてうれしかった。これから4人でもっとうまくいくように頑張っていきたい」
女子1600メートルリレーは、中国(梁、程、何、潘)が3分37秒35で優勝した。出場3チームが競り合う展開となったが、最後は中国が0秒34差で日本を振り切った。 ◆梁の話「チームとして最高レベルのコンディションではなかったので、タイムより勝ちにこだわった」 ◆程の話「この大会は練習の一環でもあったが、優勝するために走った」 ◆何の話「初めて海外大会に出た。良い経験になった」 ◆潘の話「大阪に来られて良かった。チームワークを出せたのは誇り」
女子棒高跳びはクリスティン・ヒクソン(25=米国)が4メートル61で優勝した。 ヒクソンは4メートル51を3回目の試技でクリアすると、ただ一人4メートル61を2回目に成功させる勝負強さを見せた。 ◆ヒクソンの話「4メートル51を2回失敗し、ポールを替えた。3回目は何が何でもやるんだという気持ちで臨んだ。向かい風がきつかったが、がんばって向かっていけた。今後もできるだけ高く跳びたいが、まずは4メートル66の自己ベストを目指す」
女子やり投げは、劉詩穎(24=中国)が67メートル12の自己新で優勝した。 劉は1投目に同記録をマーク。他の選手の出ばなをくじいた。 ◆劉の話「今年は記録が低迷していたが、今日は意外に伸びた。神様が見ていてくれて、うれしくてたまらない。去年の川崎でも自己ベストを出しており、日本は私にとって福のある場所と言える。東京五輪に向けては(日本に)幸運はあるので、あとは努力するだけだ」